2017年上半期読書まとめ①

本は個人的なものだと思っていたが、いくら多読・乱読をしようとしても一人では限界がある。私も人に紹介してもらって意外と面白い本に出会えたので、良ければ参考にしてください。書いてみて感じたが自分が好きな本を紹介するのはとても楽しい作業である。ぜひお勧めがあれば教えてください。気が向いたら読みます。

 

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉

著者;小坂井敏晶

きっかけ;出口治明(@p_hal)さん | Twitter←仕事に効く教養としての「世界史」の著者

感想;これほどタイトルで損をしている本はない。中身は様々な分野を引き合いに出しつつも内容が非常によくまとめられていて読みやすい。新書などで1/3の簡略版を出しても売れると思う。個人的には認知不協和理論の部分が悔しくなるくらい納得が行って面白かったと同時に少し精神を病んだ。高校生でも読めそうな本だけど高校生以下の教育(洗脳)には向かないので当時知らなくてよかった...自分もこんな論文を書いてみたい。最初図書館で借りたため分厚くて読むのに苦労したが、思わず電子版を購入してしまった。

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)

 
仕事に効く 教養としての「世界史」

仕事に効く 教養としての「世界史」

 

 

・暇と退屈の倫理学 増補新版 

きっかけ;姜尚中『悩む力』

感想;上の本とダブルパンチで読んでほしい。タイトルからして衝撃的だが、内容は上と同様、非常に読みやすい。定住革命と産業革命の結果、近現代人が直面せざるをえない暇と退屈(実は二つは同じものではない)の問題を提示し、その解決を試みている。二冊とも読んでいて悲しくなるのは、所詮私たちは自分の頭で考えている錯覚をしつつ、環境から多大な影響を無意識下に受けて行動している(させられている)にすぎない、ということだ。また、暇や退屈について考えることは労働に直結している。姜尚中の『悩む力』を読んで少し病んだら、こちらを読んだら私が経験したように少し楽になるかもしれない。 

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)
 
悩む力 (集英社新書 444C)

悩む力 (集英社新書 444C)

 
続・悩む力 (集英社新書)

続・悩む力 (集英社新書)

 

 

マイケル・ジャクソンの思想

著者;安冨歩

きっかけ;姉

感想;「子どもが子ども時代を奪われる」問題に取り組んだ人物としてのマイケルや、彼の歌の歌詞に秘められたメッセージを解読しようと取り組んでいる一冊。「ジャムする」「魂の脱植民地化」など、鳥肌が立つようなキーワードが盛りだくさん。著者は確実にぶっ飛んでいるが、本の中でその考えの文字化に成功しているため、彼の頭の中を知ることができるのは非常に有難い。東大でこんな授業がやっているとしたら受講してみたい。

マイケル・ジャクソンの思想

マイケル・ジャクソンの思想